映画「彼らが本気で編むときは、」レビュー

LGBTの女性リンコと恋人のマキオ、そして母が行方をくらました11歳の女の子トモの60日間を描いたドラマ。予告編でも見る気が無く、映画サークルの友人が絶賛しているのをレビューで読んで気が変わって鑑賞。最初は、正直僕も生田斗真演じるリンコさんのことを、劇中のトモと同じように若干の嫌悪感を持って見てしまっていました。中盤あたりから、徐々に徐々に気持ちが入り込んでいって、感情移入。とにかく生田斗真が上手すぎる。よく考えたら、生田斗真の映画は初めてくらいですが、岡田准一もすごいけど、ジャニーズでも一二を争う演技力。振り幅がすごいと思う。観客は、生田斗真目当てと思われる女性層ばかりでした。後半は、思わず二度三度と泣いてしまうほど。去年の「湯を沸かすほどの熱い愛」、「バースデーカード」、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の3本に匹敵する出来です。また、リンコは介護施設で働いてますが、僕も介護施設で働いているので、認知症の方の描写も納得のいくものでした。僕も「偏見」で見てしまっていた部分を、とても恥じ入ってしまいました。また、「泣き」と「笑い」を絶妙なバランスで入れていて、重くなりすぎずに観ることが出来ます。邦画豊作の昨年に続いて、今年も!の予感が嬉しい掘り出しモノの秀作です。

彼らが本気で編むときは
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