映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」レビュー

アメリカに住む82歳のマリア(ヘレン・ミレン)が、ナチスに収奪された名画「黄金のアデーレ」を取り戻すため、若手弁護士と共にオーストリア政府を訴えた実話をベースにした物語。「アイ・イン・ザ・スカイ」のヘレン・ミレンが気品あるオーストリア出身の女性を好演。彼女とパートナーを組む弁護士役に、「デッド・プール」のライアン・レイノルズ。デップーとはだいぶ印象が異なっていて、内に秘めた正義感を見事に表現しています。あまり期待していなかった本作ですが、出色の出来。ラスト近くは感涙するほどでした。ナチスものでは、昨年の作品群「帰ってきたヒトラー」、「栄光のランナー」、「サウルの息子」、「奇跡の教室」、「ヒトラーの忘れもの」の5本と比べても、かなり素晴らしい作品です。セピアがかったオーストリア時代の描写と、現代のシーンを交互に描く手法も良かった。これはアタリなんで、オススメです。

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