映画「キングコング:髑髏島の巨神」レビュー

冒頭数分から出し惜しみなくコングを出す気前の良さ!!もうこれだけで好きです、この作品!「モンスター・バース」の開幕作となる本作。ゴジラとコングを中心にしたいわば、怪獣版の「マーベル・シネマティック・ユニバース」。2014年のギャレス・エドワーズ版「ゴジラ」に出てくるモナークという特殊機関も登場し、同じ世界観を共有しています。さらに、19年の「Godzilla:King of Monsters」、20年の「Gozilla vs. Kong」と期待大のラインナップが控えています。監督のジョーダン・ボート=ロバーツはまだ32歳の若手。日本のアニメやゲームに造詣が深く、本作は70年代のハリウッド映画、33年版のキングコングなどにオマージュを捧げる作品となっています。まず、時代設定が第二次大戦後とベトナム戦争直後。冒頭の70年代の軍用ヘリが、ロックンロールをバックに密林にナパームを落とすビジュアルが、まさに「地獄の黙示録」そのもの。「地獄の黙示録meets怪獣映画」とは、映画パンフレットに載っていましたが、言い得て妙。米国版のポスターも「地獄の黙示録」のオマージュです。次回作と噂される日本の名作ゲーム「メタルギアソリッド」の映画化も非常に楽しみな監督さんです。このキングコングのコングの造形も非常に見事で、スーツ(着ぐるみ)を着た状態のようなビジュアルエフェクトを目指したそうで、日本の怪獣映画に対するリスペクトも感じられます。もう一度、大画面で見たいですね。

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