映画「インターステラー」レビュー

「ダークナイト」、「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督のSF作品。「2001年宇宙の旅」、「コンタクト」に比肩するSF映画の傑作です。本作は、物理学者キップ・ソーン博士のワームホール理論を元に生み出された作品。ノーラン兄弟の創作ながら、決して科学の範囲を逸脱していないので、「空想の産物」ではないのです。また、ただ理論だけを主にした作品では、観客はついてきませんが、そこはノーラン監督。アートとサイエンスを高次に融合し、映画芸術として昇華させています。本作のテーマは「愛」と大変エモーショナル。それは、主人公クーパーと愛娘マーフとの親子愛。アメリアとエドマンズの男女間の愛。さらに、それらを超越した人類という種を救おうとする人類愛。それらエモーショナルな側面と、後半の想像を絶する映像表現とが相まって、本作を幾度となく鑑賞したくなる歴史に残る傑作に仕上げています。惜しむらくは上映時間が長すぎること(約2時間50分)。しかし、逆に言えば、マイナス要素はそこだけ。僕は、オチを含め、まだ、この極上の映像体験を未体験な方が羨ましくてしょうがないです。

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