映画「ドリーム」レビュー

1962年に地球周回軌道をアメリカ人として初飛行したジョン・グレンの功績を、影で支えた3人の黒人女性スタッフを主役に描くドラマ。勉強不足で申し訳ないのですが、この当時の人種差別は凄まじく、トイレも白人・有色人種で分けられている始末。南アメリカのアパルトヘイトは知識として知っていましたが、アメリカでもそういった史実があったことが驚きでした。NASAの現場でも差別と偏見の色濃く、ましてや黒人であり女性である彼女たちは二重に差別されている。そういった差別や偏見の壁という壁を、自らの才覚と努力、そして勇気で打ち破っていく様に高揚感を覚えます。原題は「hidden figures(隠れた人たち)」で邦題のドリームとは異なるのですが、前人未到の宇宙開発の見果てぬ夢を叶えるとともに、前例の無い黒人女性による白人専門学校への入学、職場での昇進など、希望を持って前進し続ける大切さを伝え、シンプルで分かりやすい邦題ではないかな、と思います。また、技術の進歩でコンピューターが登場。今まで必要だった仕事が不要になり、世の中の変化に適応することの大事さも教えてくれる本作。とても面白いので、映画ファンなら、幅広くオススメできる作品です。

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