「午前10時の映画祭8」グループAの27本目。いよいよラスト1本になりました。小津安二郎というと、20代の頃に見た「秋刀魚の味」、「東京物語」で感じた「嫌いではないけど、眠くなる」イメージ。今回、期待してなかったのですが、意外にも良かったです。ところどころに小さな笑いも入れていて、「結婚」をテーマに、日本の核家族化、女性の社会進出を描いていて、社会勉強にもなる作品。モノクロながら、デジタルリストアで大変見やすい良品。未婚の自分にはなかなか身につまされますが、淡々とした家族ドラマが苦手でないなら、オススメできる一本です。