映画「招かれざる客」レビュー

「午前10時の映画祭8」グループAの28本目。ついに、全作品コンプリートしました!次年度も楽しみですが、興味ある作品だけつまみ食いしようと思います。まだ、州によっては違法とされていた異人種間の結婚を描いた本作。白人女性が黒人のフィアンセを両親に紹介する、というシンプルなプロット。経営する新聞社で人種差別撤廃を論調としている父親も、娘の行く末を思うと、即座に結婚を承諾は出来ませんでした。この映画は、僕にとって、彼女の両親へのご挨拶の予行演習をしているかのようでした。その彼女と観たのですが。とにかく役者陣の演技が素晴らしく、特に母親役のキャサリン・ヘプバーンが素晴らしい。娘を思う気持ちがスクリーンのこちらまで伝わってきて、何度も泣きました。実は、両親を演じたS・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンは結婚こそしていないが、永年のパートナー。そして、S・トレイシーは、心臓の重い病いを患いながら撮影に臨んでいました。残念ながら、撮影終了の17日後に死去。劇中でのキャサリン・ヘプバーンの涙は本物の涙だったのです。僕も知らなかった本作ですが、かなりの掘り出し物。とても胸に染み入る1本です。

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