「午前十時の映画祭8(2017年4月~2018年3月)」上映映画ベスト5をご紹介。映画祭の概要や来年のファイナルも

午前十時の映画祭8

2017年4月~2018年3月に開催された午前十時の映画祭8午前十時の映画祭8とは、作品選定委員が選びに選んだ珠玉の名作を映画館で、一般1,100円/ 学生500円(税込み)で観られるという特別企画。昨年度の映画祭ではありますが、全作品コンプリートしたので、映画サークルの皆さんのご協力を得て集計したベスト5をお届けします!レンタルや見たい映画に迷ったらぜひご活用ください。

「午前十時の映画祭8」ベスト5はこれだ!

第5位「アンタッチャブル」

「午前10時の映画祭8」グループAの6本目。数十年ぶりに二度目の鑑賞。禁酒法時代のシカゴ。暗黒街のボス、アル・カポネと財務官エリオット・ネスの死闘を描く。冒頭のタイトルロールの音楽から前のめりになるテンション。アル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロの憎たらしくなるほどの太々しさ、まだ若く精悍なケビン・コスナー、ブライアン・デ・パルマの過剰な演出も魅力的な作品です。史実と異なり、かなりの脚色は加えていますが、ラストの駅での「戦艦ポチョムキン」のオマージュは今見ても何度でも見たくなる名シーン。この作品を見た後、ポチョムキンも観たのは懐かしい思い出です。

第4位「ギルバート・グレイプ」

「午前10時の映画祭8」グループAの26本目。20代くらいの時に観たが、最後の方くらいしか覚えてない本作を映画サークルの皆さんと鑑賞。当時よりも良く感じました。ジョニー・デップがとにかく若く、正統派の美男子なんやな、と改めて納得。海賊とかシザーハンズなど化粧しているイメージが強いですが、「ニック・オブ・タイム」など非化粧にも秀作が多い俳優さんです。さらに、レオナルド・ディカプリオが知的障がいの弟を演じていて、障がい者の方の重度訪問介護などの仕事に就いていた自分も納得の演技でした。当時、好きだったジュリエット・ルイスもボーイッシュな魅力を振りまいていて、懐かしい気持ちになりました。この映画を観ていて思い出したのが、「はじまりへの旅」という作品。一風変わった家族を描いた物語という点で非常に似ていると思うのですが、皆さんはどうでしょうか?ラストはほろ苦く、希望を感じさせるもので、僕の好きな幕引き。オススメですよ。

第3位「ショーシャンクの空に」

「午前10時の映画祭8」3本目の鑑賞。これもマイベスト映画の一つ。4〜5回目の鑑賞か。本作は、スティーヴン・キング原作の中編集「恐怖の四季」所収の「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作。文字通り、四季に合わせた四つの作品が収められており、本作の副題が「春は希望の泉」。まさに今の季節にうってつけの作品です。初めて見た時は、ラストのオチに大いに驚かされ、そのカタルシスに、家で見たにも関わらず拳を天に突き上げたものです。そう、北斗の拳のラオウのように。今回、スクリーンで初の鑑賞。オチも知ってるし、何度も鑑賞してるのに、やっぱり感動する。前半のビールのシーンですでに頰を伝うものが…。僕の中では、この作品は「すべらない話」ですね。笑える、という意味ではなく、何回観ても飽きずに感動できる、という意味で。ちなみに、「恐怖の四季」には、他に「スタンド・バイ・ミー」、「ゴールデン・ボーイ」が映画化。どちろも傑作ですので、原作と合わせて読んでみてください。唯一、映画化されてない「マンハッタンの奇譚クラブ」も映画化されるそうですが、立ち消えになったのかもしれませんね。

第2位「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」

「午前10時の映画祭8」グループAの9本目。今年の午前10時の映画祭で最大のヒットかも?!この映画は未見だったのですが、何で観てないんやろ、と考えたところ、1992年当時は勉強で忙しく映画を観る暇が無かったのが一つ。もう一つは映画のタイトルが今ひとつ興味を惹かれなかったところ。観終わったあとだと、言い得て妙なタイトルに納得です。映画サークルの友人たちがこぞって絶賛していたので、これは間違いない、と思いましたが本当でした。年齢・立場・環境、何もかもが異なる2人の男の友情の物語。そして、本当に正しいことは何なのか?観客の良心に強く訴えかける物語でもあります。アル・パチーノが盲目の元軍人を演じているのですが、腹の底から響き渡る朗々とした「声」は、ぜひ字幕版で聴いて欲しい!いくつか心に残る名シーンがあります。初めて出会う女性とタンゴを踊る場面、ラスト近くの名演説。とにかく、男も女も騙された、と思って観てください!!

第1位「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」

第一位は、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」。この映画を観るのは、実に20年ぶりで2度目。当時は、主人公を演じたマット・デイモンとほぼ同い年。学校の同級生の女の子と観に行きました。その子とは程なく疎遠になりましたが、共通の友人から、結婚して子供が生まれたと聞きました。もうどこに住んでいるか知りませんが、いい思い出です。本作は、幼なじみの友人同士であるマット・デイモンとベン・アフレックが、まだ無名で仕事がない頃に、「どうせ暇なら自分たちで仕事を作ってやろう!」と共同で脚本を執筆。紆余曲折を経て、映画化にこぎつけた珠玉の逸話を持つ作品です。今では2人ともにハリウッドを代表する名優。特に、ベン・アフレックは「アルゴ」でアカデミー賞を受賞。映画監督としても活躍しています。今回、久しぶりの鑑賞でしたが、若い頃よりも感動しました。年を重ねたせいか、今は亡きロビン・ウィリアムズの名演、そして、マット・デイモンと真の友情を通わせるシーンに落涙しました。恋人役のミニー・ドライバー、心から友人を思ったセリフを語るシーンが胸をうつベン・アフレックもとても良かった。また、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」に出演の弟ケイシー・アフレックも出演。実の兄弟らしい息の合った演技を見せます。8/4まで二週間見られるので、お見逃しなく!!

「午前十時の映画祭8」殿堂入りキャンペーン

午前十時の映画祭8 殿堂入りキャンペーン
ちなみに、この「午前十時の映画祭8」。殿堂入りキャンペーンなるものがあります。殿堂入りキャンペーンとは、上映作品28本すべてもしくは23本以上見ると「午前十時の映画祭8」公式サイト上に名前(ハンドルネーム)が掲載されるというもの。私は、全作品コンプリートしたのですが、唯一「アメリ」の半券をなくしてしまったので、銀の殿堂でした。惜しくも銀の殿堂を逃したわけです。

あとがき

不朽の名作映画を一般1,100円/ 学生500円(税込み)で映画館で観られる特別企画「午前十時の映画祭」。ほとんどハズレのないラインナップで、映画ファンにはとてもうれしいサービス。そんな午前十時の映画祭なのですが、残念なお知らせが。なんと第10回記念である2019年度でファイナルになってしまいます…

●関連:「午前十時の映画祭」来年の第10回で終了 経費の負担大きく

経費負担が大きかった模様。今は、アマゾンプライムビデオやネットフリックスなど動画配信サービスで手軽に安価で映画が見られるので、その影響もありそうですね。ですが、ファイナルではファンからの最後のリクエストが上映ラインナップに含まれるので今から期待大です。過去の名作なので、家で観られる時代とはいえ、映画館の大スクリーンで楽しめるのはなかなかない企画。2019年度が今から楽しみです!


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