入社したばかりの新人介護職員や、家族で介護が必要になった方に最適な本があります。それが「目で見てわかる最新介護術」です。
買ったのは2年前。特養で勤め始めて2年になる頃で、結構慣れてきていて、ともすれば「自己流」の介護になりがちだったので、介護の基本をおさらいするために購入しました。
「目で見てわかる最新介護術」レビュー
まずは、「介護者・利用者双方の安全・安楽を守る」、「利用者の力を引き出す」というシンプルかつ基本的な介護技術の理念が示されているのが好感が持てます。次に「移動・移乗」、「食事」、「排泄」、「入浴」、「着替え」、「感染予防・緊急処置」、最後に「介護職員としての心構え」までを網羅。この一冊だけで、介護の基本中の基本をもれなく学ぶことが出来ます。
私のように数年勤務している介護職員の方でも、自らの介護の振り返りや見直し、基礎知識の再確認など非常に勉強になる書籍です。
オムツのあて方一つにしても、介護職員の「クセ」が出たり、自己流になったり、など色々あります。最初は下手でもしょうがないとは思うのですが、いつまでもそのままでは問題がある。自分の技術を見直すことで、利用者様のためになり、自分自身の成長にもつながるのです。
私も新人や中途採用の職員に指導させていただく場面が出てきましたが、感覚的に把握しているのと、理屈や理論をしっかり理解しているのとでは雲泥の差がある。どうして、そのような介護をするのか?理由や背景をしっかり説明できないといけないのです。
あとがき
介護の基本を学べる「目で見てわかる最新介護術」。
私も、理論を後輩や新人にしっかり説明出来るためにも、折に触れて読み込んでいきたいと思います。
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