1986年に劇場公開されたスタジオ・ジブリの傑作「天空の城ラピュタ」。おそらく十数回と見ていると思いますが、金曜ロードショーの録画を再び鑑賞しました。
「天空の城ラピュタ」レビュー
宮崎駿が描く「ボーイ・ミーツ・ガール」の王道の物語。「カリオストロの城」、「未来少年コナン」などとテイストが似ています。空や雲、飛行への憧憬がパンパンに詰まったお話でもあります。
小学5年生くらいの頃に、劇場で初鑑賞。最初から最後まで面白く、こんなに面白いものがあるのか、と夢中になったのを覚えています。ただ、十数回と見て、大人になった今では、ナウシカの方が上のように感じられます。ちなみに、ナウシカとラピュタは生涯映画のベスト3には入るのは過言ではありません。
同じ映画を久しぶりに見ると新たな発見がありました。ドーラの飛空挺で働く爺さんが「千と千尋」の釜爺とほとんど同じな件。断崖絶壁の途中に家が建っていて、絵としての凄さを優先していて、現実的ではないところなどです。また、か弱い女性を男性が守る、という物語にいささか古臭さを感じました。
それでも、胸がすくような宮崎駿特有のアクションの動きの面白さ、天空に浮かぶ古城「ラピュタ」の造形美、雲と空のビジュアルなど、何度見ても飽きさせない魅力に溢れています。
子供の頃、父を自殺で亡くして3年後くらいかな?その頃に見た映画だったので、父を亡くした設定の主人公パズーに自分を重ね合わせていたのを思い出します。ちょうど、ラピュタの竜の巣(雷と乱気流の渦の中)に突入するシーンで、パズーが父の幻影を見るのですが、私も父の姿を見たような気がしました。
あとがき
私の生涯ベスト3に入るスタジオジブリの傑作「天空の城ラピュタ」。これからも見続けて行くと思います。いつか子供が出来たら、一緒に観たい作品でもあります。
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