新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の延期を経て、3月8日に劇場公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」。25年の歴史のある本作。私は、新劇場版から見始めたライトなファンです。
私とエヴァンゲリオン
この完結編を見て、率直な感想ですが、やっぱり、このエヴァンゲリオンというアニメはあまり好きじゃないのかな、という感じです。誤解を恐れずに言えば、ガンダムを始めとするロボットアニメーションはよく見ており、ここ最近でも「シドニアの騎士」にどハマりし、繰り返し何度も鑑賞しました。洋画でも「パシフィック・リム」や、特撮で言えば「ゴジラ」、「ウルトラマン」にはかなりハマって観てきた世代です。「エヴァンゲリオン」はテレビアニメが流行っていた頃からなんとなく食指が動かず、横に見ていました。主人公があまりにも内向的過ぎて、見たら気が滅入りそうに感じたからかもしれません。そんな私ですが、「新劇場版」を見始めたきっかけは、この有名な作品を一から見直す入門になるのでは?という事です。新劇場版は全部で4作品あるのですが、一本目の「序」は作画の美しさに圧倒され、ストーリーもテレビ版のほぼ総集編になっていたようで、楽しく鑑賞出来ました。2本目の「破」も、基本的には旧作の流れを踏襲しながらも、新キャラの追加、設定の変更など、エヴァも新しい潮流を採り入れようとしているのだな、と好意的に感じ、そして3本目の「Q」。この「Q」はその唐突な急展開からエヴァファンでも賛否両論ある作品ですが、エヴァにこれと言った思い入れのない私は、突然の急展開も新しく感じられ、意外と楽しめました。そして「シン・エヴァ」。まだ見てない方のために、出来るだけネタバレを避けたいので、あまり核心に触れられないのですが、率直に言えば、全てのエヴァンゲリオン作品を見ていた方がより楽しめ、25年間の思い入れのある方の方が楽しめるのではないか、ということです。私のようなにわかファンでは正直、置いてけぼり感はありましたね。あと、エヴァの特徴なんでしょうけど、謎が謎のままに放っておかれるというか、特に解決されない所にスッキリしない部分を感じますね。それでも、鑑賞して1日以上経っても、エヴァのことが頭を離れないという一点だけでも、すごい作品であることには間違いないと思います。
あとがき
ライトなファンの私にはイマイチではありましたが、長年のファンでしたらオススメできる「シン・エヴァ」でした。