11/4にハンターハンター37巻が発売!
2022年に約4年ぶりに新刊が発売されたハンターハンター。
マンガどころか、小説や映画などその他のエンターテイメントの中でも、トップクラスに好きな部類に入ります。
ジャンプの連載再開と同時にコミックスが発売となるのが、恒例行事。
この4年間の間に、冨樫義博先生がツイッターを始めておられ、もちろん即座にフォローしました。
原稿の下書きをアップしておられるのですが、連載がいつ再開になるのかヤキモキしながら、待ち侘びていました。
そして、10月末のジャンプ本誌の連載再開からの、11月4日のコミックス37巻発売。
さっそく通しで2回通読してしまいました。
※以降、ネタバレあります。
一度、コミックスを購入して読了してからお読みになることをオススメします。
ハンターハンター37巻の感想・レビュー ※ネタバレあり
No.381/捕食
本編に登場しない「ゴン・キルア・レオリオ」の3人が扉絵。
いったい、いつ物語に絡むのやら…。
カチョウ・フウゲツのエピソードから、ベンジャミン私設兵・リハンの「異邦人(プレデター)」の暗躍がメインのお話。
この能力、対象者の念能力を「正しく」把握する難しさはあるが、成功すれば確実に仕留められる。
その辺の緊迫感が面白いです。
また、リハンと交代になるウショウヒの「虫射球(ニードルボール)」が初登場。
暗殺向きの能力ながら、詳細は不明。
No.382/覚醒
第9王子ハルケンブルグの「覚醒」のエピソード。
まさに、作中最強クラスの能力が覚醒します。
ジャンプで読んでいて、テンションが上がったエピソード。
また、リハンのニードルボールが炸裂。
能力の詳細不明ながら「毒殺」でしょうか。
No.383/脱出
カチョウとフウゲツのお話。
キーニがカッコよかったですね。
継承戦からは、「逃げる」ことが出来ないことが判明します。
悲しいお話でした。
No.384/抗争
カキンマフィア同士の抗争に「幻影旅団」が絡んでくる展開に。
「幻影旅団」はハンターハンターの序盤から出てくる盗賊の集団ですが、とても魅力的に描かれています。
冨樫先生の作品は、悪役も魅力的なものが多い。
後半は、第4王子・ツェリードリヒの念能力習得の過程。
ツェリードリヒって、キリストに似てますね。
キリストとは正反対のサイコパスですが(笑)。
No.385/警告
念能力習得のレッスン中に覚醒したツェリードリヒ。
その能力のネタバレは以降のお話に。
やっぱり、作中にこういう「絶対的な悪」がいると盛り上がりますね。
No.386/仮説
ハルケンブルグと私設兵たちが、能力の全容を解明するために仮説を立て、実行する話。
それにしても、ベンジャミン、ツェリードリヒ、ハルケンブルグにチョウライと誰が、継承戦を勝ち抜くのか全く予想がつかなくなってきました。
No.387/再現
ツェリードリヒの能力「刹那の10秒」の種明かしな回。
ちょっと複雑な能力で、何度も読み返しました。
まとめてみますと…。
「絶」の最中に、10秒後の予知夢を見ることが出来る。
10秒後の予知夢を見ることが出来るだけでなく、その10秒間の行動をツェリードリヒだけが変えることが出来て、その行動を相手は認識出来ない。
まさにチート級の能力です。
私はジョジョの奇妙な冒険も好きなのですが、ジョジョでは、第3部から「時」を操るスタンド使いが出てきます。
ハンターハンターで「時」を操る能力者が出てきたのは初めてやなぁ、と感心しました。
No.388/思案
クラピカによる念の講習会のエピソード。
関係者それぞれの思惑が錯綜する「継承戦」の面白さが詰まったお話です。
後半のリハンのモノローグのセリフの文字量の多さには圧倒されますね。
リハンのプレデターは、事前の情報がゼロに近いほど強く成長するという「しばり」があり、それに伴う葛藤が面白い。
継承戦は登場人物の「心理戦」が熱いです。
No.389/呪詛
このまま継承戦離脱しそうかな、と思っていたカミーラの私設兵たちが出てきます。
傲岸不遜なカミーラですが、私設兵たちには慕われているという意外な一面も。
No.390/衝突①
第3王子チョウライの父が、モノローグでシュウ=ウ一家のオニオール組長と判明。
このエピソードを読んで、意外とチョウライが「王」なるのかも…と思ってしまいました。
いよいよマフィア同士の抗争が始まります。
あとがき
マンガなのに圧倒的に文字量と情報量が多い「ハンターハンター37巻」。
私も、王位継承戦がスタートする33巻から読み直したのですが、数時間は費やしました。
その数時間を費やしても、価値があると思えるほど、面白いです。
ぜひ読んでみてください!
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