金曜ロードショー「千と千尋の神隠し」。大人も子供も、何度見ても飽きないジブリ作品。

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録画しておいた金曜ロードショーの「千と千尋の神隠し」。時間が出来たので、妻と鑑賞しました。劇場で観て以来、3回目くらいの鑑賞でしょうか。

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「千と千尋の神隠し」レビュー

物語の類型としては、異界転移譚というもので「古事記」の時代から存在する物語の典型的なものです。全体的に、このシーンやキャラクターには何か意味があるのではないか、と思わせる作りで再度の鑑賞に堪える作品です。たとえば、主人公の少女・千尋(ちひろ)の両親は、ある店の料理を店主不在にも関わらず貪るように喰らった後、家畜の豚にされてしまいます。この描写も、強欲、貪欲の戒め、最低限のマナーの欠如に対する罰を描いているのではないでしょうか。また、作中に登場する油屋。現代のスーパー銭湯のような施設ですが、若い女性たちが働かされて搾取される、という構図や舞台設定などから、風俗店を暗喩しているようにも受け取れます。カオナシというキャラクターは、半透明でほとんどセリフを発しないにも関わらず、内には底知れぬ欲望が渦巻いています。まともにコミュニケーションを取れないのに、内なる自我だけが肥大化してしまっている現代のオタク的な若者のメタファーとも言えなくもないです。このように、公開から何年経って見ても多様な解釈が許される余地が残されていて、大変深みのある作品です。私の中では、これからも折に触れて観ていく作品の一つに間違いないですね。

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