ペーパーバック版「スティーブ・ジョブズ」1と2を読了。やはりすごい!のひとこと。


やっと読了した「ペーパーバック版のスティーブジョブズ」の1・2巻。2冊で約1,000ページに及ぶ大作です。時間のない方のためにエッセンスと書評をお届けします。この記事を読んだうえで、本を読むとより一層楽しめること請け合いです。


ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1

スティーブ・ジョブズの人物像

steve jobs
スティーブジョブズというと、僕の中では優れたイノベーターという印象が強いです。僕も自分で購入して親しんできたiPod、iPhone、iPadの3つの優れた製品を生み出したクリエイターといった印象。もちろん、アップルのMacintoshも作っていますね。しかし、本書を読むと意外なのですが、ゼロから何かを生み出したのではないということ。一部は他社からうまく盗んだ(盗んだ、と表現すると語弊がありますが)技術もあれば、他社がすでに生み出していた製品を、洗練されたデザインと卓越したユーザーインターフェースを導入し、優れた製品に仕立て上げた、というのです。今ではmacでもwindowsでも搭載されているGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ですが、ジョブズがゼロックスPARCで実際に見たGUIの技術にインスピレーションを得て、Macintoshに導入したという経緯があります。

アップル必勝パターンはここから。Macintoshの始まりの始まりを振り返る

そこでジョブズはどうしたかというと、 自分の会社でMacintoshを作り、世界を変えた …

その他、iPodも「何もない無から生み出した」のではなくて、iPod開発前から他社製のMP3プレーヤーは複数存在しました。しかし、16曲しか入らなかったり、ユーザーインターフェースが悪く、どこをどう動作したらいいのかわかりにくい代物でした。

箱の中身も美しく…

apple
ジョブズは、マーケティングやイメージ、パッケージの細かな点に至るまで細心の注意を払っています。写真は、iPhoneの箱を開けたところ。雪のように純白の化粧箱に印刷された「Designed by Apple in California」の文字。いつもiPhoneの新型を購入した時に箱を開ける瞬間は、ワクワクした気持ちが抑えられません。ジョブズのこだわりについて書かれた部分を読んでいて思い出したのが、日本の映画監督「黒澤明」。彼もまた、自作のセットなどで徹底的にこだわっていました。「赤ひげ」においては、薬箱の中に「どうせ画面に映らないからいいだろう」と判断した小道具係が何も入れなかったのですが、それに黒澤明は激怒。どうせ映らないからと言って手を抜くと、俳優も「薬が入っていない演技」をする。また、「天国と地獄」では、撮影の邪魔になった民家を取り壊させたりしています。ジョブズも細かいところには徹底的にこだわっていて、気に入らなかった際は何度もやり直させるのは当たり前でした。初代マッキントッシュの時も、アップルストア(実店舗)のオープンの際も、気に入るまで何度もやり直しをしています。

アップルとピクサー。優れた二つの会社を作る

ジョブズは、「アップルとピクサー」という2つの優れた会社を作っています。アップルに関しては、ここで述べるまでもなく有名ですね。ジョブズがあのピクサーを作ったという話は、ご存じではない方も多いかもしれません。有名な「トイ・ストーリー」も製作総指揮がスティーブ・ジョブズ、監督がジョン・ラセターでした。


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元々はルーカスフィルムのコンピューターアニメーション部門がピクサーの前身でした。当時、アップルを追い出されたスティーブ・ジョブズが1000万ドルで買収したのが始まりです。ジョブズがジョン・ラセターとタッグを組んで生み出したのが、あの「トイストーリー」なのです。「トイストーリー」はジョブズの構想では3部作でした。今年(2019年)、ディズニー/ピクサーから「トイストーリー4」が公開されます。僕も公開までに間に合わせようと、3部作をディズニーデラックスで見直しているところです。

iPod、iPhone、iPad、3種の神器を生み出す

僕が初めて手にしたアップル製品。それは2005年1月に発売されたiPodシャッフルでした。1万円弱で買えて数百曲が入る。当時、会社に自転車通勤していた私の必須アイテムでした。そして、iPhone。初めて手にしたiPhone4の衝撃、喉から手が出るほど欲しかったあの渇望は忘れられません。iPhone4、iPhone5、iPhone6、iPhone7Plusと今のiPhoneは4代目。iPhoneといえば、ジョブズのプレゼンがものすごい。四の五の言わず、まずは下記のYoutubeのプレゼンを見てください。

今見ても、鳥肌が出るほどすごいプレゼン。「ワイドスクリーンのiPod」、「革命的携帯電話」、「画期的ネット通信機器」。この3つの新製品の発表、と思いきや…。何度見ても素晴らしいです。


スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

あとがき

MacやiPhoneを始めとした優れたデザインセンス、全く新しいものを発明したわけではないが、未来へつながる様々なアイデア、アート、テクノロジーを組み合わせる天才的発想センス、そして、卓越したプレゼンスキル。スティーブ・ジョブズを形容する言葉は多々あれど、音楽業界や電話そのものを変えたイノベーションは本当に素晴らしい。この場を借りて、ありがとうと言いたいです。ぜひ、書籍を読んでみてください。


ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 2

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